宝塚歌劇雪組公演中止について

宝塚歌劇団

2023.12.082024.01.22

宝塚大劇場にて公演中の雪組公演「ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル」「FROZEN HOLIDAY」の12/10までの中止が本日発表された。

この公演は初日の11/10～30と12/7の11:00公演が中止になっていた。それに加え12/5の公演では開演して70分後に突如緞帳が降り45分間の中断があったそうだ。

初日からの中止と今回の中止

筆者の記憶が正しければ『公演を安全に実施することが困難なため』とういのが初日からの中止理由だった。そして今回も同じ理由だ。

12/5の公演中断に関しては劇団からの発表は舞台トラブルということのみで詳細は発表されていない。しかし報道ではトップスター彩風咲奈の過呼吸による中断だとされている。

そして12/7に関しては開演時刻を過ぎてからの中止発表でありホームページなどでの告知はなかった。理由は出演者の体調不良らしい。その後15:30公演の実施についてのお知らせで多くのファンは11:00公演中止、体調不良のことを知っただろう。

先日まで東京宝塚劇場にて行われていた月組公演でも開場してから中止が発表された。その際は理由を「インフルエンザ」または「新型コロナウイルス」感染による中止とはっきりとアナウンスがあった。¹

しかし今回は『公演を安全に実施することが困難なため』が理由ではっきりしていない。

トップスター彩風咲奈の過呼吸が本当ならそれが理由でもおかしくないが劇団はそれを理由とは発表しない。

彩風咲奈は報道で劇団に対し直談判をしたとあった。そのぐらい組子を含めた生徒のことを思っているトップスターが今この状況で自らの意思で舞台に立ったとは考えにくい。

無理して公演を実施した結果このような事態に陥っていると筆者は思う。

劇団は相変わらず休演者が出た時や公演が中止になったときの理由をはっきりとは伝えていない。プライバシーの観点からという声もあるがやはり隠蔽体質なのは変わっていないのだろう。

筆者もよく観劇に行くので公演中止は辛いが劇団の体質が変わり対応がはっきりするまでは公演を中止にし、劇団のいう『公演を安全に実施することが困難なため』を完全になくしてから公演を再開してほしい。

観劇に行く際、今まで通り純粋に舞台を楽しめる日がくることを心から願う。